金剛三昧院は、尼将軍 北条政子が、夫・源頼朝と息子・実朝の菩提を弔うために建立しました。高野山のメインストリート「小田原通り」から、ひと筋奥まった、静かな環境にある宿坊寺院です。本尊の愛染明王(あいぜんみょうおう)は、恋愛成就の仏様として、様々な縁を結んでくれるといわれています。また、国宝・多宝塔をはじめ、重要文化財の経蔵、四所明神社など、数々の歴史的文化財を擁しており、高野山の世界遺産登録にあたっては、根幹となる寺院として重要な役割を果たしました。高野山の中でも、いにしえの面影を色濃く残した名刹であり、鎌倉時代の風雅をそのままに伝える格別な雰囲気をたたえています。
2020年に入り中国の武漢から広がり始めた新型コロナウィルスの影響で、人々の生活は大きく様変わりしました。
その中で最も一般の人に受け入れられ始めたのが、直接会うのではなく画面上で対話を行う「オンライン」というものです。
仕事だけではなく飲み会など、幅広い場面で使われることになったのでお使いになった方もいるかと思います。
高野山もお参りに行きたいけど行けない、瞑想を受けたいけどできないという人の声を聴いてオンラインで阿字観を行うことになりました。
5月に2度、6月に1度モニター募集を行い体験で阿字観を行い、6月21日と7月26日に本番ということで正規にオンライン阿字観を開催はじめました。
今まではFacebook等でしかご案内していませんでしたが、ホームページで正規に募集してもうまく行えるという確証が持てましたので、この度のご案内です。
次回の開催は8月25日(火) 午前10時30分~ だいたい1時間ほど
初の平日開催です。
短い夏休みが終わり子供たちを送り出した後、瞑想を受けて夏の疲れを癒しませんか?
その次の開催は9月26日(土) 午後8時~ だいたい1時間ほど
初の夜開催です。
問い合わせが多いのも関わらず時間が合わないという意見が多く、週末の夜開催を決めました。
皆様のご参加、お待ちいたしております。
高野山 金剛三昧院
住職 久利 康暢
令和2年の拝観期は3月7日(土)から12月6日(日)までとなります。
拝観料金は通常期は、おひとり300円
また、本年も特別拝観を実施いたします。
特別拝観期は下記
・4月10日(金)~5月17日(日)
・7月18日(土)~8月30日(日)
・10月10日(土)~11月23日(月祝)
特別拝観期の拝観料は、おひとり500円
特別拝観の展示物として
・千手観音像(重要文化財)
・高野版の版木 金剛三昧院版(重要文化財)
・鶏墨図(伊藤若冲 画)
他数点ございます。
この機会にぜひご覧ください。
昭和50年頃に造られたお風呂は趣があり情緒溢れるもので、愛好家からの人気は高かったのですが、多くの方は「古い」「薄暗い」「利用前後の階段の昇降が大変」というご指摘をいただいており、建て直しを急務としておりました。
6月に仮オープンの後、7月からは皆様にご利用いただけるようになりました。
「共生の湯」「共助の湯」という名前をつけさせていただきました。
温泉ではありませんが山水を使い温めておりますので、カラダはポカポカと温まると好評です。
場所も客室棟側に新設しましたので、階段の昇降は少なくなり、足の悪い方にも安心です。
ぜひお越しいただきゆっくりとお入りください。
住職
平成27(2015)年10月15日(旧暦9月3日)、高野山の鎮守神である丹生(にう)明神様を金剛三昧院にお迎えいたしました。
明神様とは、高野山の麓にある丹生都比売(にうつひめ)神社に祀られている神様で、天照大御神の妹ぎみと伝わってる方です。弘法大師空海が真言密教の聖地として諸堂をお造りになる際、嵯峨天皇の命により、管理していた丹生都比売神社から高野山を譲り受けました。
まず先に伽藍の中に御社(みやしろ)を造営し、次いで諸堂を建立し高野山での修行が始まりました。
高野山では毎年旧暦の9月3日から1年間、明神様を祀ることに選ばれた僧侶が、鎮護国家・五穀豊穣・万民安穏を願いお祀りさせていただきます。
大変由緒ある行事ゆえ、お祀りする緊張と慶びが交錯しておりますが、無魔成満を迎える平成28(2016)年10月3日まで勤めさせて頂きます。
明神様の御影が描かれた掛軸などは非公開ですが、受け継がれている唐櫃(からびつ)は本年中何度か特別公開させていただきます。楽しみにしておいてください。
住職
平成27年7月27日(月)
テレビ朝日系列で放送されている人気バラエティ番組「ぶっちゃけ寺」の三時間スペシャルで高野山が特集されました。
出演者の一人、歴史研究家の河合敦先生が選ぶ「高野山で泊まってほしい宿坊」で、ランキング1位をいただきました!
高野山に来ようと思っていらっしゃる方、ぜひ当院を選択のひとつにご検討くださいませ。
高野山という場所の名前は知っているけど、
どんなところなのかわからない。
行ったら何ができるのかわからない。
精進料理しか食べられないの?
宿坊ってどんなところ?
そういった疑問をわかりやすく答えている、高野山の「入門書」のような本です。
高野山のこと、お坊さんのことなど、よく知らない方に向いている本です。