説法・法話
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戒名も、葬式も、お墓もいらない?  その3 お墓編

お盆が近づいてまいりました。
最近じゃ、関東地方や都会を中心に7月15日頃に行う「新盆」が多くなってきていますが、やはり8月の半ばに行うというところも数多く残っています。

高野山にも週末を中心に多くのお参り客が訪れ、奥の院や当院に祀っているお位牌に手を合わし、御先祖が帰ってくるのを心待ちにしていらっしゃいます。

亡くなった方は来世に行くと言いますが、お墓はその玄関口であり、さらに亡くなった後の住居でもあります。
お墓参りの時にお水とぞうきん、ほうきを持って墓石やその回りをキレイにします。
キレイにする気持ち、それは今住んでいる住居をキレイにするのと同じです。


都会に住んでいると土地が高かったりしてお墓を買うこともままならないでしょう。
また、田舎に墓地があっても、簡単に帰省できるというものでもないでしょう。

そういった状況から、最近ではお墓を持つのではなく、納骨堂のようなものを代わりにしている場合も増えています。
また、散骨といった形で海に撒いたり、ロケットに積み込み宇宙で撒くと言うこともあるようです。
もちろん、先祖を敬う気持ちというものを形であらわすことはできませんが、やはり将来のことを考えてもお墓はあった方がいいでしょう。


「墓」という字は「莫」という字と「土」という字が合わさって出来ています。
これは土で覆い隠す、お骨を土に還すという意味があります。

必ずしもお墓を持たなければならないという法律はありませんが、やはり御先祖様のことを思えば、帰ってこれる場所があった方がいいのは必然でしょう。


我々真言宗では、三密行(=さんみつぎょう 手(身)に印を結び、口に真言を唱え、心(意)に御本尊様を観想すること)を行えば、即身成仏出来ると言われております。
浄土宗や浄土真宗のように、「南無阿弥陀仏」と唱えることで極楽浄土に行けるという教えもあります。



お墓をキレイにして御先祖様に手を合わせる。
そのお墓を代々守り続ける。

祖先を守り続けることによって、自分にも功徳を積むことが出来ます。

もうすぐやってくるお盆、自分がここにいるにはどのような歴史があったか、また、どのような祖先によって自分が築かれたかを再確認するのも、いい時期かもしれませんよ。

副住職

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