説法・法話
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高野山の楽しみ方

毎日少しずつですが暖かくなっていくこの季節、高野山も長かった雪景色とようやくお別れしウグイスやミソサザエといった鳥たちの鳴き声が大きくなってきました。
それでも梅が咲くのは4月半ば、桜は4月下旬、当院自慢のシャクナゲは5月のゴールデンウィーク明け頃が見頃だと思うと、もう少し厚着の日々は続くでしょう。


先日、知人と話す機会があり、ぜひ高野山においでよと誘ったところ
「高野山ってお墓とお寺しかないんでしょ?」
という答えが返ってきました。

また、僕が今東京の銀座と二子玉川、大阪の天王寺で行っている阿字観を受けに来て下さっている方と話をした時も同様に
「高野山でどんな楽しみ方があるの?」
と、同じような答えが返ってきました。


僕ら高野山に住んでいるものは高野山の魅力、過ごし方、見どころや食事といったものを知った上でいい所と思っていますが、やはり一般の方にはどのような場所なのか分からないというのが当然の答えのようです。
確かに僕も出張などで色々なところに行くときは、その土地の名物料理だとか観光地、お寺などを調べて足を運ぼうと思う事があるのと同様、もっと高野山のことを分かる情報源があってもいいのではないかと思いました。

だから今回は法話という形ではなく高野山の紹介をしつつ、当院のことも改めて紹介していきたいと思います。




高野山は弘法大師空海がおよそ1200年前にお開きになった真言宗の聖地で、総本山金剛峯寺を始め伽藍、奥の院、大門、徳川家霊台といった世界遺産にも登録されている名所旧跡は多くの方も訪れていることでしょう。

高野山はお寺が多い街ということもあり、お寺で使うお茶菓子をまかなう店がたくさんあり、また繊細な味わいのものが多いと評判です。
また、一つ一つの金額もあまり高くなく、和のスイーツを食べ歩くのも楽しみの一つとなるでしょう。

精進料理もお寺だけではなく、街の中にあるお食事どころで食べることができます。
お肉や魚、においの強い野菜を使っていなくても滋味あふれる味わいを醸し出す精進料理は、高野山に来る目的の一つとして捉えることもできます。


高野山に来られて街の中を散策されると、おそらくお寺の多さを感じるはずでしょう。 

門は開いておりますので境内に入ることはできます(ほとんどのお寺は拝観料を頂いておりません)が、建物の中や本尊様を見せていただくということはほぼ不可能でしょう。
私ども金剛三昧院も数多くある塔頭(たっちゅう 総本山金剛峯寺の子院のこと)寺院の一つですが、一般的に建物の中や本尊様の拝観はいたしておりません。

しかし、境内を拝観に来られるだけでも十分に楽しんで頂ける建立物を備えております。 

国宝の多宝塔や重要文化財の経蔵などの説明はその説明のところを呼んでいただくとして、本尊の愛染明王は、基本的には当院にて先祖供養や納骨といったお参りに来られた方にしか拝見いただいておりませんが、本堂の正面の障子は開け放しており、外からでも見えるようになっております。

愛染明王はその名の通り愛を染める仏様であり、恋愛成就や安産祈願、その他女性の方の悩みや不調を整えてくれる仏様でもありますがあまり知られていません。
ご宿泊された方の前で愛染明王の効果を話させていただくと、改めて手を合わせることによって良い御縁を頂いたとか無事に子供を出産することができたというご報告を頂くことがあります。
そういったご希望のある方、ぜひ一度愛染明王様のお顔を拝見しに来られませんか?


また境内の真ん中あたりにある大きな杉の木 当院では毘張杉(びちょうすぎ)や六本杉といっております。
この杉の木が数年前に流行った言葉でいえば、パワースポットとしても知られているもので、木々によってそのご利益が分かれているのです。
多宝塔に近い木は金運アップとか、経蔵に近い木は出会い運アップとか、そういったご利益を持っております。
詳しいことはお寺に来て、僧侶に聞いて下さいね。



長い冬が終わった高野山は一番過ごしやすい季節を迎えます。
ぜひ遊びにお越しくださいませ。

副住職

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